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高校、もしくは大学を卒業すれば社会に出て働くだけ、というのが一般的な流れだとは思いますが、大坪義明はそうではありませんでした。彼は大学を卒業しても定職に就くことなく短期のアルバイトを繰り返し、そのお金であることをしていました。

■少年時代は神童と呼ばれる

大坪義明という名は地元では比較的有名です。何故なら、彼は幼い頃から類まれなる学力を周囲に見せつけ地元の住民からは「神童」と呼ばれていたのです。同級生はもとより上級生でも彼の学力に対抗しうる人物はいませんでした。
そんな彼は中学や高校もハイレベルな学校に行くのだろうと皆思っていましたが、予想に反して彼は地元のみんなと同じ学校に進学、高校や大学もそれなりの学力レベルの学校に落ちついたのです。
天才にありがちな変人、と周囲の人は口にしましたが、それでも彼の頭脳がいずれはこの国の宝になると皆思っていました。しかし、そんな彼は大学卒業後も定職に就くことなく短期アルバイトに励んでいたのです。

■ボランティアに全てを捧げる

大坪義明が何故定職に就かず日雇アルバイトや短期アルバイトばかりをしていたかというと、そこで稼いだお金で海外に渡航しボランティア活動に勤しんでいたのです。自身の生活は必要最低限まで切り詰め、海外に渡っては幼い子供たちに日本語や英語を教えていたのです。
大坪義明は以前からボランティアに興味があったようでした。そんな彼はある日一本のドキュメンタリー映像を見て海外の恵まれない子供たちの現状を知ることになります。その時から大坪義明はいつか海外に渡りボランティアとして活動したい、と思っていたようです。今ではほぼ毎月彼は海外に足を運んでいます。

■エッセイも執筆する

現在の大坪義明は相変わらず短期アルバイトとボランティアを繰り返しています。そんな彼に心を打たれた支援者たちも増え、現在では大勢の人に支えられつつ海外ボランティア活動を展開しているのです。
また、彼は海外の恵まれない子供たちの現状をできるだけ多くの日本人に伝えようとエッセイも執筆しています。さすがに幼い頃は神童と呼ばれただけのことはあり、その文章は人の心を打つには充分な文章でした。今では彼を支援する出版社も現れ、毎月のようにコンスタントにエッセイが出版されています。
彼はいずれ外国に小さくても良いので日本語学校を作りたいとエッセイの中で語っていました。恐らくそれもそう遠い夢ではないでしょう。

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